40代未経験からトラック運転手に転職できる?採用されやすい条件と長く働くコツ

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40代・未経験からトラック運転手への転職は、十分に可能です。

ただし、結果を大きく左右するのが「免許をどうするか」と「どの会社を選ぶか」の2点です。ここを知らずに応募を始めると、遠回りになります。

この記事では、実際に求人サイト3社を調べた結果と公的統計をもとに、次の4点をお伝えします。

  • 40代・未経験を歓迎する求人が、実際にどれくらいあるのか
  • 免許の取得費用と、会社が負担してくれる仕組み
  • 40代トラック運転手の年収は実際いくらか
  • 入社後に後悔しないための会社の見極め方
目次

40代未経験でも採用される理由

慢性的な人手不足が40代にも門戸を開いている

運送業界はドライバーの高齢化と人手不足が深刻で、年齢だけで門前払いにする会社は以前より減ってきているようです。2024年問題以降、各社が採用と定着に力を入れています。

特に小型・中型トラックのルート配送では、40代の採用事例が多く聞かれます。

「若い人よりすぐ辞めない」「社会人としてのマナーが身についている」という点が評価されるケースもあるようです。「若い人だけを採る」余裕が業界にないという現実もあります。

40代が採用されやすい職種・規模の会社

40代未経験者が採用されやすい傾向があるのは、以下のような求人です。

  • 小型・中型トラックのルート配送:決まったコースを走るため、経験が浅くても安心して任せやすい
  • 地域密着型の中小運送会社:大手より採用基準が柔軟なケースが多い
  • 「年齢不問」「シニア歓迎」と明記している求人:積極的に40代以上を受け入れる方針の会社

逆に、大型トラックの長距離輸送や夜間専門の職場は、未経験の40代には体力・免許の面でハードルが高めになる場合があります。

実際に「未経験歓迎」の求人はどれくらいあるのか

言葉だけでは実感が湧きにくいため、実際に求人サイトを調べました。

未経験OKで検索した際の求人件数(2026年8月21日時点)

求人サイト未経験OKの求人件数
レバジョブ530件
トラックマンJOB243件
ドラEVER40件
合計813件

ドライバー専門の求人サイト3社だけで、800件を超える未経験歓迎の求人が掲載されていました。

一般的な転職市場では、40代・未経験という条件で選べる求人はごく限られます。その中で、これだけの選択肢がある職種は多くありません。「未経験でも選べる」という点が、トラック運転手という仕事の大きな特徴です。

※求人件数は日々変動します。上記は2026年8月21日時点で各サイトの検索機能を用いて集計した数字です。

40代がまず確認すべき「免許」のこと

40代・未経験の方から最も多い不安が、免許に関するものです。ここを整理しておくと、次に何をすべきかがはっきりします。

現行の普通免許で乗れるトラック・乗れないトラック

免許制度は過去に何度か改正されており、取得した時期によって運転できる範囲が異なります。

免許を取得した時期運転できる車両総重量
2007年6月1日以前8トン未満まで(8トン限定中型免許)
2007年6月2日〜2017年3月11日5トン未満まで(5トン限定準中型免許)
2017年3月12日以降3.5トン未満まで

40代の方の場合、2007年以前に免許を取得していれば、いわゆる「8トン限定中型」に該当し、中型トラックの多くを運転できます。

まずはご自身の免許証を確認してください。「中型車は中型車(8t)に限る」といった記載があれば、その範囲で乗れる仕事があります。

中型・大型免許の取得費用と期間の目安

より大きな車両に乗る場合は、免許の取得が必要です。

取得する免許費用の目安期間の目安
準中型免許15〜20万円程度2〜3週間
中型免許15〜25万円程度2〜3週間
大型免許25〜40万円程度3〜4週間

※お持ちの免許の種類・教習所・地域によって変動します。合宿制の教習所を利用すると、期間・費用ともに抑えられる場合があります。

自費で用意するとなると、決して小さくない金額です。しかし、この費用を会社が負担してくれる仕組みが広く存在します。

免許取得支援制度がある会社の探し方

求人サイト3社で「資格取得支援制度あり」と明記されている求人を数えました。

※資格取得支援を明記している求人件数(2026年8月21日時点)

求人サイト支援制度を明記した求人
レバジョブ510件
トラックマンJOB38件
ドラEVER767件
合計1,315件

3社合わせて1,300件以上。免許を持っていない状態でも、応募できる会社は数多くあります。

支援制度の内容は会社によって異なり、代表的なものは次のとおりです。

  • 取得費用を会社が全額負担する
  • 会社が費用を立て替え、一定期間勤務すれば返済不要になる
  • 費用の一部(半額など)を補助する
  • 教習所に通う日を勤務扱いにする

注意していただきたいのは、3つ目・4つ目のパターンです。
「支援制度あり」と書かれていても、実際は一部補助にとどまる場合や、短期間で退職すると返還を求められる場合があります。求人票の記載だけでは判断できないことも多いため、面接時に必ず確認してください。

集計方法は各サイトの検索条件に依存するため、サイト間で単純比較はできません。ここでお伝えしたいのは「支援制度を持つ会社が数多く存在する」という事実です。

免許がない状態で応募してよいのか

結論として、問題ありません。

当サイトの独自アンケート(40代で転職した16名)では、約4割にあたる6名が、入社後に会社の費用負担で免許を取得していました。自費で取得してから応募した方(2名)より、はるかに多い結果です。

なお、費用を負担してもらった6名のうち5名は「一定期間(1〜3年程度)勤務すれば返還不要」という条件でした。短期間で退職した場合は返還を求められる可能性があるということです。応募前に必ず確認してください。

むしろ「入社後に取得してもらう」ことを前提とした求人が一定数あります。自費で取ってから応募するより、支援制度のある会社に入ってから取得したほうが、金銭的な負担は軽く済みます。

ただし、現在お持ちの免許で乗れる範囲の仕事から始め、働きながら上位免許を取るという順序が、最も現実的です。

40代トラック運転手の年収はいくらか

家族を養う立場である40代にとって、最も気になるのが収入でしょう。公的統計と実際の求人票の両面から見ていきます。

公的統計で見る平均賃金

全日本トラック協会が2026年7月に公表した「2025年度版 トラック運送事業の賃金・労働時間等の実態」によると、男性運転者の賃金は次のとおりです。

項目金額
1人1か月平均賃金374,900円(前年比4.1%増)
年間賞与の1か月平均額を加えた月額423,300円(同4.8%増)

単純に12倍すると、年収の目安は約508万円となります。

出典:公益社団法人 全日本トラック協会「2025年度版 トラック運送事業の賃金・労働時間等の実態」(2026年7月1日公表)

40代は「賃金がほぼピークに達する年代」

同じ調査には、40代の方にとって重要なデータがあります。

賃金(賞与を含む)を年齢階級別に指数化したところ、20〜29歳を100とした場合、50〜59歳が126.7で最も高く、次いで40〜49歳が125.1となっていました。

つまり、40代はトラック運転手の賃金水準がほぼ頂点に近づく年代です。「40代からでは遅い」というイメージとは、実態が異なります。

もちろん、これは経験を積んだ方を含む平均値であり、未経験で入社した初年度からこの水準になるわけではありません。ただ、年齢そのものが収入面で不利に働く職種ではないことは、押さえておいてよいでしょう。

実際の求人票に書かれている年収

平均値だけでは、自分の場合がイメージしにくいものです。そこで、実際の求人票に記載されている年収を確認しました。

未経験可・中型・地場配送の求人例(2026年8月21日時点)

求人サイト条件地域想定年収
レバジョブ中型・地場・月22日勤務東京409万円〜463万円
トラックマンJOB中型・地場・月22日勤務神奈川360万円〜480万円
ドラEVER中型・実働8時間・残業あり大阪360万円〜480万円

3社に共通して、未経験から入れる中型・地場配送で、おおむね360万〜480万円という水準でした。都市部の求人であること、月22日程度の勤務であることが前提です。

長距離や大型に乗る場合、あるいは経験を積んだ場合は、これより上を目指せます。

前職から収入が下がるケース・上がるケース

40代での転職は、キャリアの残り年数を考えると収入の現実的な見通しが重要です。

  • 転職直後は現職より収入が下がるケースもある
  • 大型免許・けん引免許などの資格取得で手当が増える可能性がある
  • 社会保険・厚生年金が完備されているかは必ず確認する
  • 退職金制度の有無も長期的には重要な判断基準になる

上がりやすいケース

  • 前職の年収が350万円前後だった
  • 都市部で地場配送の求人を選ぶ
  • 早い段階で大型免許を取得する

下がる可能性があるケース

  • 前職が管理職・専門職で年収が高かった
  • 短時間勤務や残業の少ない働き方を優先する
  • 地方で求人の選択肢が限られる

大切なのは、入社直後の金額だけで判断しないことです。免許を取得し、経験を積むにつれて選べる仕事の幅は広がります。

入社1年目と3年目でどう変わるか

当サイトが実施した独自アンケート(40代で転職した16名)では、次の結果が出ています。

転職前と比べて1年目3年目
上がった8名(50.0%)12名(75.0%)
変わらない6名3名
下がった2名1名

1年目で年収が上がった方は半数でしたが、3年目には4人に3人が転職前を上回っていました。

未経験からの転職では、最初の1年は収入が横ばい、あるいは一時的に下がることも珍しくありません。しかし経験を積み、上位免許を取得し、任される仕事の幅が広がるにつれて、収入は伸びていきます。

入社直後の金額だけで判断しないでください。詳しい回答内容は、後述の「40代転職者の声」でご紹介します。

ご自身の希望条件でどの程度の年収になるかは、年収シミュレーターで試算できます。

40代が転職前に確認すべきこと

体力面のリアルな見通し

トラック運転手は「座り仕事」のイメージがありますが、荷役作業(積み下ろし)が伴う職場では体への負担が大きくなります。

40代で長く働くためには、最初から荷役の少ない職場を選ぶことが重要です。求人票の「付帯作業あり/なし」「フォークリフト使用」などの記載を確認しましょう。

  • ルート配送(コンビニ・食品)は荷役が多め
  • 幹線輸送・長距離は荷役が少なく、体の負担が小さいケースも
  • チルド・冷凍車は寒暖差対策が必要

健康診断と適性検査について

トラック運転手として働くには、入社時・定期的な健康診断が義務づけられています。視力・聴力・血圧などの基準があるため、持病がある方は事前にかかりつけ医に相談しておくと安心です。

また、会社によっては入社前に適性検査(反応速度・判断力など)を実施するケースもあります。

40代に合ったトラックの種類と働き方

体への負担が少ない職場から始める

40代未経験者の多くは、まず小型・中型の日勤ルート配送からスタートしているケースが多いようです。

  • コンビニルート配送:荷役は多いが、ルートが固定で覚えやすい
  • 食品・医薬品の配送:荷物が軽めで体の負担が小さいケースが多い
  • 幹線・長距離輸送:荷役が少ないが、夜間走行・宿泊が多い。体力より慣れが必要

日勤固定・週休2日の職場を優先して探す

40代で家庭を持つ方は、生活リズムを崩さないことが長続きの条件になりやすいようです。

夜間・早朝シフトは手当が高い反面、体への負担や家族との時間が減るというデメリットがあります。最初は日勤固定で慣れてから判断するのが無難とされています。

長距離・中距離・地場、家に帰れる頻度で選ぶ

40代で家族がいる方にとって、収入と同じくらい重要なのが「家に帰れるかどうか」です。

区分おおよその走行範囲帰宅の頻度収入の傾向
地場配送同一県内・近隣毎日帰宅標準的
中距離隣県〜数百キロ日帰りまたは1泊やや高め
長距離数百キロ以上数日に一度高め

収入だけを見れば長距離が有利ですが、未経験の40代がいきなり長距離を選ぶことは、あまりおすすめできません。

理由は3つあります。運転そのものに慣れる時間が必要であること、生活リズムの変化が体に負担をかけること、そして家族の理解を得にくいことです。

まず地場配送で仕事に慣れ、その後で働き方を選び直すという進め方が、結果的に長く続きやすくなります。

40代転職者の声【独自アンケート調査】

トラック運転手へ転職した方を対象に、独自のアンケート調査を実施しました。ここでは、40代で転職された方の回答をご紹介します。

【調査概要】
調査方法:インターネットアンケート(クラウドワークス)
調査対象:トラック運転手として勤務した経験がある方
調査期間:2026年8月
有効回答数:50名(うち40代で転職した方16名)
※本項の集計は、40代で転職した16名の回答をもとにしています

40代で転職した人は、収入がどう変わったか

転職前と比べた年収の変化(40代・16名)

転職前と比べて1年目3年目
上がった8名(50.0%)12名(75.0%)
変わらない6名3名
下がった2名1名

注目していただきたいのは、1年目と3年目の差です。

1年目で年収が上がった方は半数でしたが、3年目には4人に3人が転職前を上回っていました。入社直後の金額だけで判断すべきではないことが、実際の回答からも読み取れます。

一方で、3年目でも収入が下がったままの方が1名いらっしゃいます。全員が必ず上がるわけではない点も、正直にお伝えしておきます。

3年目時点の年収分布(40代・16名)

年収人数
500万円以上1名
450万〜500万円未満3名
400万〜450万円未満5名
350万〜400万円未満3名
300万〜350万円未満2名
250万〜300万円未満1名
250万円未満1名

400万円以上に達している方が9名(56.3%)と、半数を超えていました。

免許はどう用意したか

40代・16名の回答

免許の取得方法人数
 転職前からすでに持っていた8名(50.0%)
入社後に取得した(会社が全額負担)6名(37.5%)
転職前に自費で取得した2名(12.5%)

40代で転職した方の約4割が、入社後に会社の費用負担で免許を取得していました。自費で取得してから応募した方(2名)より、はるかに多い結果です。

なお、費用を会社が負担した6名のうち、返還条件について回答があったのは次のとおりです。

返還条件人数
一定期間(1〜3年程度)勤務すれば返還不要だった5名
返還条件はなかった1名

「一定期間勤務すれば返還不要」という形が一般的でした。裏を返せば、短期間で退職した場合は返還を求められる可能性があるということです。応募前に必ず確認してください。

どんな働き方を選んでいるか

勤務形態人数
地場配送(毎日自宅に帰れる9名(56.3%)
中距離(日帰りまたは1泊程度)5名(31.3%)
長距離(数日に一度の帰宅) 1名(6.3%)
その他 1名(6.3%)

40代では、半数以上が地場配送を選んでいました。家族と過ごす時間を確保したいという事情が反映されているものと考えられます。

実際に転職した方の声

ご本人の許可を得たうえで掲載しています。読みやすさのため、句読点等を最小限調整した箇所があります。

重労働の現場仕事から「体が限界に近づいてきた」という理由でトラック転職を選ぶケースはよく聞かれます。「座っている時間が増えて腰の痛みが減った」という声は40代転職者からよく聞かれます。

最初は「40代では採用されないかも」と不安だったが、ドライバー専門の転職サービスを使ったことで複数の会社から面接オファーがあったというケースも多いようです。

42歳・食品製造業(工場の倉庫・出荷作業)から地場配送へ

転職前の年収

300万〜350万円未満 → 1年目:350万〜400万円未満 → 3年目:400万〜450万円未満

免許

入社後に会社が全額負担で取得(1〜3年勤務すれば返還不要)

1日の流れ

5時30分ごろ出社→点呼とアルコールチェック、車両点検→6時ごろ出発→午前中にスーパーやドラッグストアを3〜4店舗配送→昼休憩→午後に2〜3店舗配送→15時30分ごろ帰庫→伝票整理と翌日の確認→16時30分〜17時ごろ退勤、という流れが多いです。

よかったこと

前職より年収が上がったことと、一人で仕事をする時間が長いことです。配送先では人と接しますが、運転中は基本的に一人なので、自分には合っていました。入社時は中型免許を持っていませんでしたが、会社の制度で取得できたので、自分で使える資格が増えたことも転職してよかった点です。

想像と違ったこと

運転だけをしていればいい仕事ではなかったことです。荷物の積み降ろしや検品、伝票の確認などもあり、特に夏場の荷下ろしはかなり体力を使います。また、渋滞していても納品時間を意識しなければならないので、慣れるまでは焦ることがありました。早朝出勤のため、生活リズムを合わせるのにも最初は少し苦労しました。

40代・コンビニ店員から中距離配送へ

転職前の年収

350万〜400万円未満 → 1年目:300万〜350万円未満(一度下がっています) → 3年目:350万〜400万円未満

免許

入社後に会社が全額負担で取得(1〜3年勤務すれば返還不要)

よかったこと

以前(コンビニ店員)と比べて給与が上がり、生活に余裕ができた。

想像と違ったこと

仕事内容は今の方がハードで責任も重く、慣れるまで少し大変だった。

これから転職する方へ

50代を超えてると体力的にきつい部分がありますが、40代以下の方ならこの業界の転職もアリだと思います。タクシーと比べると安定して稼げるし、会社によっては免許取得の費用も出してくれます。

編集部より: この方は転職1年目に年収が一度下がっていますが、3年目には転職前の水準に戻っています。未経験からの転職では、こうした一時的な収入減が起こりうることも知っておいてください。

40代・製造業(自動車部品の組み立て工場)から地場配送へ

転職前の年収

350万〜400万円未満 → 1年目:400万〜450万円未満 → 3年目:450万〜500万円未満

免許

転職前に自費で取得

よかったこと

工場勤務の頃は毎日同じ作業の繰り返しで、身体も心もマンネリしていました。今は外に出て仕事ができるので気分転換になるし、自分のペースで動ける部分もあって、やりがいを感じます。年収も少し上がったし、毎日家に帰れる地場なので家族との時間も確保しやすいです。体力的にはきつい日もありますが、総合的には転職して良かったと思っています。

想像と違ったこと

最初の半年は運転自体に慣れるまでかなり疲れました。狭い路地やバックでの積み込みが特に緊張して、帰宅後すぐに寝落ちする日が続きました。また、渋滞や天候に左右されるので予定通りにいかない日が多く、時間に追われる感じが強いです。あと、荷物の積み下ろしを自分でやることもあり、腰にくることが想像以上でした。休日も体が回復するまで時間がかかるのが正直なところです。

40代・退職に至ったケース

良い話だけをお伝えするわけにはいきません。実際に体を痛めて退職された方の回答もご紹介します。

転職前の年収

250万〜300万円未満 → 3年目:250万〜300万円未満(変わらず)

免許

転職前からすでに保有

よかったこと

実は特にない。トラック運転手とは言え、近距離のルート配達だったため、移動による手当てなどもなかったから。

大変だったこと

積込が大変だった。全部自分で行うのだが、場合によっては鋼管やセメント袋なども積み込むため、腰を痛めがち……というより、実際痛めてぎっくり腰になり「歳とってこの仕事を出来る自信はない」と思い辞めた。

これから転職する方へ

古い車ばかりの会社は要注意です。まず間違いなくブラック企業。

編集部より: この方が扱っていたのは鋼管やセメント袋といった重量物でした。同じ「トラック運転手」でも、何を運ぶかによって体への負担はまったく異なります。 求人票の「取扱商品」の欄は必ず確認してください。

これから転職する40代へ、経験者からのアドバイス

アンケートの自由回答から、特に多かった意見をまとめます。

1.給料だけで選ばない

未経験なら、給料だけでなく仕事内容と勤務時間をよく確認した方がいいと思います。同じトラック運転手でも、地場配送と長距離では生活がかなり違いますし、手積み・手降ろしが多い会社だと体力面の負担も変わります。

2. 「運転が好き」だけで決めない

運転が好きというだけで決めないで、実際の仕事内容や荷物の積み下ろしの有無、勤務時間、配送距離を事前に確認する方がいいと思います。

3.面接で1日の流れを具体的に聞く

地場配送なら毎日帰宅できると思っていても、実際の拘束時間が長い場合もあるので、面接時に具体的な1日の流れを聞いておくと安心です。

4.会社選びは慎重に

小さくてもきちんとした運送会社に入社をしましょう。

5.確認しておくべき項目

免許取得費用を会社が負担してくれる制度があるか、事故を起こした場合の扱い、残業時間、休日数なども面接時に確認しておくと、入社後のギャップが少なくなると思います。

回答者の声に共通していたのは、「求人票だけでは分からないことを、応募前に確認しておくべきだった」という点です。 この点は、後述する会社選びのセクションで詳しくお伝えします。

40代未経験の志望動機はどう書くか

応募書類でつまずく方が少なくありません。40代には40代の書き方があります。

40代ならではの強みの伝え方

若手と同じ土俵で「体力があります」「やる気があります」と書いても、印象には残りません。40代が伝えるべきは、次のような点です。

  • 社会人経験の長さ:報告・連絡・相談ができる、時間を守れる、荷主とのやり取りに慣れている
  • 腰を据えて働く意思:転職を繰り返すつもりがないこと。運送会社は定着率を重視します
  • 前職で培った具体的な力:接客経験、現場管理経験、安全に対する意識など

志望動機の例文(3パターン)

例文1:建設・製造など現場職からの転職

前職では建設現場での作業に10年間従事し、安全管理と時間厳守を徹底してまいりました。年齢を重ねる中で、これまでの経験を活かしながら、より長く続けられる仕事に就きたいと考えるようになりました。

トラック運転手は、一つひとつの荷物を確実に届ける責任のある仕事だと理解しております。現場で培った安全意識と体調管理の習慣を活かし、無事故で長く貢献したいと考え、志望いたしました。

例文2:営業・接客など対人職からの転職

前職では法人向けの営業を12年間担当し、お客様との信頼関係を築くことを最も大切にしてまいりました。配送の仕事は、荷主様や配送先の方と接する場面も多く、これまでの経験が活かせると考えております。

未経験からの挑戦となりますが、貴社の資格取得支援制度を活用し、着実に技術を身につけたいと考えております。腰を据えて長く働ける職場を探しており、貴社を志望いたしました。

例文3:事務職からの転職

前職では10年以上、事務職として正確な処理と期限管理に取り組んでまいりました。一方で、体を動かす仕事に就きたいという思いが年々強くなり、今回転職を決意いたしました。

配送業務では、伝票の管理や時間の逆算といった場面で、これまでの事務経験が活かせるものと考えております。未経験ではございますが、一日も早く戦力となれるよう努力いたします。

職務経歴書で書くべきこと・書かなくてよいこと

書くべきこと

  • 勤続年数(長ければそれ自体が強みです)
  • 安全・品質・納期に関わる経験
  • 保有している免許・資格(現在の免許の種類は必ず明記)
  • 健康状態に問題がないこと

書かなくてよいこと

  • 前職の詳細な業務内容の羅列
  • 業界と関係のない資格の列挙
  • 転職理由のネガティブな側面(面接で聞かれたときに誠実に答えれば十分です)

より詳しい例文はトラック運転手の志望動機の書き方と例文をご覧ください。

40代が長く働くための会社選びのポイント

「無理なスケジュール」を強いていないかを見極める

40代が体を壊さず長く働くには、会社の働かせ方を見極めることが特に重要です。

  • デジタルタコグラフ(デジタコ)導入があるか → 勤務記録が適正管理されている証拠
  • 2024年問題に対応した残業時間管理をしているか
  • 休憩・仮眠スペースが整備されているか
  • 健康診断・産業医との連携があるか

中途採用者の定着実績を確認する

「40代の中途採用実績がある」「平均勤続年数が5年以上」といった情報は、転職サービスのエージェント経由で確認できることがあります。

採用ページや口コミサイトで社員の年齢層・勤続年数を確認する習慣をつけておくと、入社後のミスマッチを防ぎやすくなります。

転職サービスで「40代歓迎」の求人に絞る

ドライバー専門の転職エージェントを使うと、40代の採用実績が多い会社の求人を優先的に紹介してもらえることがあります。自分で求人サイトを検索するより効率よく候補を絞り込めるようです。

会社選びで失敗しないために、求人票に書かれていない情報を確認できるかどうかが重要になります。

  • 免許取得支援は全額負担か、一部か。返還条件はあるか
  • 実際の拘束時間と、月の平均残業時間
  • 40代で入社した人が、現在も在籍しているか

これらは、一般的な求人サイトの募集要項にはほとんど記載されていません。ドライバー専門の求人サービスであれば、担当者が会社に直接確認したうえで教えてくれます。登録は無料です。

▶ [ドライバー専門の求人サービスを比較して選ぶ]

よくある質問

40代未経験でも大型トラックに乗れますか

乗れます。大型免許を取得すれば年齢による制限はありません。ただし、未経験の場合はまず中型・地場配送から始め、経験を積んでから大型に移るケースが一般的です。免許取得費用を負担してくれる会社であれば、入社後に取得することも可能です。

体力に自信がなくても大丈夫ですか

仕事の内容によります。荷物の積み下ろしが手作業中心の職場は体への負担が大きくなりますが、パレット単位でフォークリフトを使う現場や、軽量物を扱う配送であれば負担は軽くなります。求人票の「取扱商品」の欄を必ず確認してください。

前職の業界は関係ありますか

直接的には関係ありません。運送業界での経験がなくても採用されます。ただし、安全管理や時間厳守が求められる仕事の経験は、面接で評価されやすい傾向があります。

免許を取ってから応募すべきですか

必ずしもその必要はありません。資格取得支援制度のある会社であれば、入社後に取得したほうが費用の負担は軽くなります。ただし、現在の免許で乗れる車両がある場合は、その範囲の仕事から始めるという選択肢もあります。

何社くらい応募すべきですか

一般的には3〜5社程度を並行して検討する方が多いようです。1社だけで決めてしまうと、労働条件が相場と比べて妥当かどうかを判断できません。複数の求人を比較することで、条件の良し悪しが見えてきます。

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