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トラック運転手の将来性は?自動運転で仕事はなくなるのか【2026年最新】

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「トラック運転手の仕事は、自動運転でなくなるのではないか」

転職を考えている方から、最も多く聞かれる不安です。

「結論からお伝えすると、少なくとも今後10年で仕事がなくなる状況にはありません。」

自動運転の実用化は高速道路の幹線輸送から始まる見通しであり、国の推計では2030年に輸送能力が3割以上不足するとされているためです。

この記事では、次の3点を最新の情報にもとづいて整理します。

  • 自動運転は今どこまで進んでいるのか(2026年時点)
  • 自動運転が代替するのは、どの仕事なのか
  • 将来性のある働き方をどう選ぶか
目次

自動運転は今どこまで進んでいるのか【2026年時点】

「レベル4」の実用化はこれから

自動運転には0〜5の段階(レベル)があり、トラックで焦点となっているのはレベル4です。これは、特定の条件を満たす限られた場所で、自動運行装置が運転操作のすべてを代替する状態を指します。

現在の到達点は次のとおりです。

時期状況
2021年度〜経済産業省・国土交通省の「RoAD to the L4」プロジェクト開始
2024年新東名高速道路(駿河湾沼津SA〜浜松SA間)で、自動発着・緊急停止などの機能を個別に検証
2025年10〜12月新東名高速道路(新御殿場IC〜岡崎SA)で総合走行実証を実施
2026年度以降幹線道路での社会実装を目指す段階
2030年頃普及期の到来を想定

重要なのは、2026年時点でもまだ「実証」の段階だということです。商用車メーカー4社(いすゞ・UDトラックス・日野・三菱ふそう)が参画し、官民一体で進められていますが、実際に無人のトラックが日本中を走っている状況ではありません。

プロジェクトの関係者自身が、普及期の到来を2030年頃と見込んでいます。

出典:
– 豊田通商・いすゞ自動車ほか「レベル4自動運転トラックの社会実装に向けた実証開始」(2025年10月21日)
– 経済産業省・国土交通省「RoAD to the L4」プロジェクト

対象は「高速道路の一部区間」に限られる

もうひとつ押さえておくべき点があります。

現在進められている実証は、高速道路の物流施設やサービスエリア間を、無人で走行することを目指すものです。

つまり、自動運転がまず担うのは次の領域です。

  • 高速道路の幹線輸送
  • 拠点(物流センター・SA)から拠点への移動

逆に、次の業務は当面のあいだ人が担い続けます。

  • 一般道の走行(住宅街、狭い道路、商業施設への納品)
  • 荷物の積み下ろし
  • 配送先での対応・伝票確認
  • 荷崩れの防止、荷室内の管理
  • 車両の日常点検、点呼

自動運転で「なくなる仕事」と「残る仕事」

影響を受けやすいのは長距離の幹線輸送

自動運転が最初に代替する可能性が高いのは、高速道路を長時間走り続ける長距離輸送です。決まったルートを、決まった条件で走る業務ほど、自動化に適しています。

影響を受けにくいのは地場・中距離配送

一方、次のような仕事は自動化が困難です。

  • 一般道での配送:住宅街、狭い道、駐車スペースの確保
  • 手積み・手降ろし:荷物の形状は毎回異なります
  • 配送先での対応:受け渡し、検品、押印、店舗ごとのルール

これらは技術的な難易度が高いだけでなく、コストの面でも自動化が見合いません。

実際に転職した人の94%は、影響を受けにくい働き方を選んでいる

ここで、当サイトが実施した独自アンケートの結果をご紹介します。

【調査概要】
調査方法:インターネットアンケート(クラウドワークス)
調査対象:トラック運転手として勤務した経験がある方
調査期間:2026年8月有効回答数:50名

回答者50名が選んだ勤務形態

勤務形態人数
地場配送(毎日自宅に帰れる)32名(64.0%)
中距離(日帰りまたは1泊程度)15名(30.0%)
長距離(数日に一度の帰宅)1名(2.0%)
その他2名(4.0%)

長距離を選んだ方は、50名中わずか1名でした。

自動運転の影響を最も受けやすいのが長距離の幹線輸送であるのに対し、実際に転職した方の94%は地場・中距離を選んでいます。

つまり、多くの方が実際に就く働き方は、自動運転の影響を受けにくい領域だということです。「自動運転で仕事がなくなる」という不安は、現実の働き方とは少しずれた心配であるとも言えます。

むしろ人手は足りていない ── 国の試算データ

自動運転の議論と並行して、もうひとつの現実を押さえておく必要があります。

2030年に輸送能力の34%が不足する見通し

NX総合研究所の推計によると、次の見通しが示されています。

内容数値
ドライバー不足による輸送能力の不足(2030年)19.5%(5.4億トン)
2024年問題の影響と合わせた不足34.1%(9.4億トン)

野村総合研究所も同様に、2030年には全国で約35%の荷物が運べなくなると推計しています。

ドライバーの数そのものが3割減る

さらに深刻なのが、担い手の減少です。

トラックドライバー数は、2015年の76.7万人から2030年には51.9万人へ、15年間で約3割減少すると推計されています。

出典:
NX総合研究所「物流の2024年問題の影響について」(経済産業省・国土交通省「持続可能な物流の実現に向けた検討会」提出資料)
野村総合研究所の推計(2023年1月公表)
独立行政法人労働政策研究・研修機構『日本労働研究雑誌』No.764

この2つを並べると見えてくること

自動運転人手不足
時期社会実装は2026年度以降、普及期は2030年頃すでに進行中
対象高速道路の幹線輸送業界全体
規模段階的な導入2030年に3割以上の輸送能力が不足

自動運転が普及する時期と、人手不足が最も深刻になる時期は、ほぼ重なります。

自動運転は「人の仕事を奪う技術」というより、足りない輸送能力を補うための技術として位置づけられています。実証プロジェクトの説明でも、ドライバー不足という社会課題の解決が目的として挙げられています。

賃金は上昇している

将来性を考えるうえで、賃金の動きも重要な材料です。

全日本トラック協会が2026年7月に公表した「2025年度版 トラック運送事業の賃金・労働時間等の実態」によると、男性運転者の賃金は次のとおりでした。

項目金額前年比
1人1か月平均賃金374,900円4.1%増
年間賞与の1か月平均額を加えた月額423,300円4.8%増

年収に換算すると約508万円です。

人手が不足している業界では、賃金が上昇します。前年比4〜5%の上昇は、需給の逼迫を反映した動きと考えられます。

出典:
公益社団法人 全日本トラック協会「2025年度版 トラック運送事業の賃金・労働時間等の実態」(2026年7月1日公表)

将来性のある働き方をどう選ぶか

ここまでの内容をふまえ、これから転職する方が押さえておくべき3点をまとめます。

地場・中距離配送は当面影響を受けにくい

一般道での配送、手積み・手降ろし、配送先での対応が伴う仕事は、自動化が困難です。転職者の94%が選んでいる働き方でもあります。

上位免許と資格は、選択肢を広げる

大型免許、けん引免許、危険物取扱者、フォークリフトなどの資格は、扱える仕事の幅を直接広げます。

当サイトの調査では、50名中19名(38.0%)が入社後に会社の費用負担で免許を取得していました。自費で取得してから応募した方は6名のみです。会社の支援制度を活用することで、負担を抑えながら選択肢を増やせます。

「運転以外」ができる人ほど残る

自動運転が担うのは運転操作です。逆に言えば、運転以外の業務ができる人ほど価値が高まります。

  • 荷物の扱い方(荷崩れ防止、積み付けの工夫)
  • 配送先との関係構築
  • 後進の指導、運行管理
  • 車両の状態管理

将来的に運行管理者や配車担当へ進む道もあります。「運転手」ではなく「物流の現場を分かっている人」として経験を積むことが、長期的な将来性につながります。

よくある質問

自動運転で本当に仕事がなくなりますか

少なくとも今後10年でなくなる状況にはありません。レベル4の社会実装は2026年度以降を目指す段階で、普及期は2030年頃と見込まれています。一方、2030年には輸送能力が34.1%不足するという推計もあります。

今から転職しても遅くないですか

遅くありません。むしろ人手不足を背景に、賃金は前年比4〜5%上昇しています。詳しくは[40代未経験からトラック運転手に転職できる?][30代未経験からトラック運転手へ転職する]をご覧ください。

長距離ドライバーは避けたほうがよいですか

自動運転の影響を最も受けやすいのは長距離の幹線輸送です。ただし、影響が出るのは2030年前後からと見込まれており、すぐに仕事がなくなるわけではありません。当サイトの調査では、実際に転職した50名のうち長距離を選んだ方は1名のみでした。

自動運転が普及したら、ドライバーは何をしますか

自動運転が担うのは高速道路の走行部分です。拠点での荷役、一般道での配送、遠隔監視、車両管理といった業務は残ります。実証プロジェクトでも、遠隔での監視・運行管理システムの整備が進められています。

2024年問題で給料は減りますか

時間外労働の上限規制により、残業代に依存した働き方をしていた場合は影響を受ける可能性があります。一方、業界全体では賃金の引き上げが進んでおり、2025年度の調査では前年比4.1%の上昇が確認されています。

これから転職を考えている方へ

自動運転技術というと、乗用車に搭載されているイメージが強い人もいるでしょう。しかし冒頭でもお伝えしたように、実はトラックにおいても自動運転技術の研究が進んでいます。自動運転トラックの普及は、社会問題となっているトラックドライバー不足の解消に役立つとも言われています。

自動運転レベル4を実現した技術

将来性を判断する材料は整理できました。ただし、実際に長く働けるかどうかは、選ぶ会社によって大きく変わります。

当サイトの調査で、転職経験者から最も多く挙がったのは次のような声でした。

未経験からでも始めやすい仕事ですが、求人票の給与だけで会社を決めない方がいいです。実際の拘束時間、残業、休日、手積み手降ろしの有無、1日の配送件数、待機時間などを面接で確認することをおすすめします。(30代)

中高年からの転職であれば、体力的な負担をしっかり確認することをおすすめします。手積み・手降ろしがメインの会社だと、長く続けるのは厳しくなります。パレット輸送が中心の会社や、無理のない運行スケジュールを組んでくれる会社を選ぶことが大切です。(50代)

これらの情報は、求人票の募集要項にはほとんど書かれていません。ドライバー専門の求人サービスであれば、担当者が会社に直接確認したうえで教えてくれます。

登録は無料で、登録したからといって必ず転職する必要はありません。

▶ [ドライバー専門の求人サービスを比較して選ぶ]

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