ルート配送の求人でホワイト企業を見つけるポイント！コンビニがいいといわれる理由とは？

ルート配送ドライバーになるなら、ホワイト企業で働きたいですよね。「ホワイト企業の見つけ方を知りたい」や、「ルート配送自体が自分に合うか分からない」という方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、ルート配送の求人に対する不安や疑問を解消すべく、ルート配送の仕事内容や労働時間・休日、ホワイト企業の見つけ方を解説します。

ルート配送とは？基本の仕事内容をチェック

ルート配送とは、決められた商品や荷物をトラックなどの車両で運び、特定の店舗や企業に届ける仕事です。指定日時に間に合うよう、スケジュールに対する正確さも求められます。ルート配送をするドライバーの勤務先は、運送会社や物流会社であり、全国展開するケースも見受けられるのが特徴です。

基本的な仕事の流れ（1日）

点呼やアルコールチェック
配送拠点で荷物を積み込む
配達を開始する
昼食休憩
配達を再開する
帰社後、点呼や清掃を実施し退勤する

ルート配送に従事するのは男性が多い傾向にあるものの、昨今では女性の割合も増えています。慢性的な人手不足の職種であるため、未経験の若手からドライバー経験のある高齢者まで、幅広い年齢の人が働いています。

ルート配送ドライバーの労働時間・休日は？

勤務先によって規定は異なるものの、ルート配送ドライバーはしっかりと休日を取れるのが基本です。とはいえ、ほかのドライバーと交代で休日を取得するため、カレンダーどおり土日祝日が毎回休みになるとは限りません。

ルート配送ドライバーの平均的な労働時間は8～9時間前後であり、ほかのドライバー職と比較すると労働時間は短めな傾向にあります。また、一般的な仕事と同様に、繁忙期であれば残業が発生するケースもあるでしょう。

さらに昨今では、ルート配送ドライバーとして活躍する女性も多く見受けられ、主婦の割合も増えている傾向にあります。主婦が増えている背景には、ほかのドライバー職よりも労働時間が短く、プライベートの時間を確保しやすい点が挙げられるでしょう。

ルート配送ドライバーとして活躍するための条件

ルート配送ドライバーとして活躍する方の中には、未経験者からチャレンジする方も増えており、フリーター・主婦・社会人など、経歴はさまざまです。実際に、ルート配送ドライバーへの間口は広がっているものの、誰でも活躍できるわけではありません。ルート配送ドライバーとして活躍するには、以下の条件を兼ね備える必要があります。

車両に応じた運転免許を持っている

ルート配送は、車両を使用して仕事を行うため、車両に応じた運転免許証の保持が必須だといえます。例えばコンビニ配送の場合には、主に活用する2トントラックを運転すべく「凖中型自動車免許」の保持が欠かせません（※平成19年6月以前に免許証を取得した場合、「中型免許証」または「大型免許証」を保持する人も、2トントラックを運転できます）。免許証の取得支援を実施する求人を選べば、現時点でトラックなどの免許証を所持していなくても、就業できる可能性があります。

コミュニケーション能力

ルート配送の仕事は、基本的に荷物を届ける相手が固定されているため、いつも同じ人と顔を合わせる機会が多いでしょう。そのため、挨拶や日常会話などを通じて、相手との信頼を構築できるようなコミュニケーション能力が求められます。単に荷物を届けるだけと考え、入退店時の基礎的な挨拶や、社会人としての立ち振る舞いができなければ、勤務先へクレームが入る恐れも否定できません。お互いに気持ちよく仕事をするためにも、相手を不快にさせない「基本的なコミュニケーション能力」は必要です。

タイムマネジメントができる

荷物を受け取る店舗や企業では、ルート配送ドライバーから「指定の時間までに荷物を受け取れる」よう、準備をしています。例えば、コンビニでは売上のピーク時間に間に合うよう、商品の到着時間が定められています。ドライバーのタイムマネジメントスキルが不足し、ビーク時間を過ぎてから荷物を届けるようでは、相手先は困ってしまうでしょう。

そのため、ルート配送には到着時間を厳守すべく、「仕事の優先順位をつける」や「わずかな時間の有効活用」といったタイムマネジメントスキルが求められます。

ルート配送求人でホワイト企業を見つける方法

「ルート配送に挑戦してみて良かった」と思えるような、ホワイト企業は豊富に存在します。ルート配送求人でホワイト企業を見つけるには、以下の内容をチェックすることが大切です。

入社後の研修、資格取得支援

ホワイト企業は、人材を大切に扱う傾向にあり、人材育成に時間とコストをかけています。ルート配送の求人で、人材育成に時間とコストをかけている企業を見抜く方法として、「入社後の研修」や「資格取得支援」の有無が挙げられます。

人材育成をおろそかにし、目先の利益しか考えていない企業は、すぐには売上に直結しない「入社後の研修」や「資格取得支援」を実施しないケースが多いでしょう。また、コンビニ配送などを希望する場合には、トラックの運転免許証を取得できるよう企業がサポートする「資格取得支援」を実施している求人がおすすめです。

安全対策

ルート配送の求人でホワイト企業を見つけるには、使用車両に対する「安全対策の状況」をチェックすると良いでしょう。ホワイト企業は、人の安全を第一に考えるため、従業員や周囲に対する安全対策が万全です。例えば、無線・車載カメラ・ドライブレコーダーの搭載や、安全性能の乏しい旧型トラックから「衝突回避システムを搭載した新しいトラック」に入れ替えています。

また、使用車両に対する安全装置の搭載や、車両の買い替えを行っている企業は、資金もそれなりにあるといえます。安全対策の実施状況は、経営状態の判断材料にもなるでしょう。

厚労省の「安全衛生優良企業公表制度」の認定を受けている

厚生労働省の「安全衛生優良企業公表制度」とは、労働安全衛生に取り組む企業の中から、厚生労働省に認定された企業を公表する制度です。例えば、以下のような条件が設けられています。

過去3年以内に重大な法令違反がない
メンタルヘルスに積極的に取り組む
過重労働の防止など

この認定を受けている企業は、世間一般的にもホワイト企業と認識される傾向にあります。ルート配送ドライバーにおいても、「安全衛生優良企業公表制度」の認定を受けている求人をチェックすれば、高い確率でホワイト企業を選べる可能性があるでしょう。

コンビニのルート配送ドライバーが良いといわれる理由

ルート配送の中でも、コンビニ配送は良いといわれる傾向にあります。理由として、多くの勤務先（運送会社や物流会社）が、ドライバーの負担を少しでも軽減すべく、車載端末や運行管理システムを導入することが挙げられます。車載端末や運行管理システムを導入すれば、トラブルを未然に防止できるのはもとより、ETCやガソリン情報などの事務処理を効率化できるなど、ドライバーの作業負担を減らすことにつながるでしょう。

また、コンビニのルート配送は納品時間や納品回数も決まっているため、気持ちに余裕を持って取り組める点も特徴です。コンビニのルート配送ドライバーは、ルート配送を始めたばかりの未経験者も取り組みやすいといえます。