トラックドライバーという職業が気になってはいても、「自分に向いているかな？」「今までの経験が役に立つのかな？」と考えてしまうこともあるはず。そこで今回は、トラックドライバーに向いている人の性格や活かせる経験、女性でもトラックドライバーとして働けるかなどについて紹介します。
トラックドライバーへの就職・転職を検討中の方は、ぜひ参考にしてくださいね！
トラックドライバーに向いているのはどんな性格？
まずはトラックドライバーに向いている性格についていくつか紹介します。自分に当てはまるかチェックしてみましょう！
1人の時間が苦にならない
トラックドライバーは仕事時間の多くを1人で過ごすことになります。長距離ドライバーになれば一日中1人ということもあるでしょう。そのため、1人の時間や1人での仕事が苦にならない方はトラックドライバーに向いているといえます。反対に、チームで仕事を進めたいという方はストレスを感じてしまうかもしれません。
単純作業でもしっかり取り組める
トラックドライバーの仕事は荷物の積み下ろしや決まったルートでの配送など単純作業がほとんどです。そのため、「複雑な作業よりも単純な作業がしたい」という方にはトラックドライバーが向いているといえるでしょう。
集中して仕事に取り組める
トラックドライバーは長い距離を車で移動することになるため、事故を起こさないように慎重な運転が求められます。距離が長くなればなるほど集中力も求められるため、長時間集中力を維持できる方であれば安心です。集中力が続かない、落ち着きがないという方はトラックドライバーには向いていないかもしれません。
丁寧・几帳面
荷物をしっかりとお客さまへ運ぶためには、荷物を丁寧に積む必要があります。また、積んだ荷物を崩さないように運転することも大切です。そのため、整理整頓が得意であったり几帳面に物事に取り組めたりする方であれば、会社も安心して荷物の運送を任せやすいでしょう。
責任感・意志が強い
大切な荷物を安全かつ確実に届けるのがトラックドライバーの使命です。また、道路の状況などで遅延することもあるかもしれませんが、基本的には指定された期日・時間に合わせて配送しなければいけません。1人の時間が多くても気を緩めずに、真面目に責任感を持って働ける人はトラックドライバーとして活躍できるでしょう。
トラックドライバーの仕事を楽しめるのはこんな人！
楽しく働ければそれだけ充実して仕事に取り組むことができるはずです。では、どのような人がトラックドライバーの仕事を楽しめるのでしょうか。
運転が好き
長時間トラックを運転する仕事なので、「運転が好き」というのは大きなメリットといえます。普段から運転するのが好きという方はもちろん、バスやタクシーの運転手を好きでやっていたという方は、トラックドライバーも楽しむことができるはずです。
旅行が好き
長距離ドライバーになると、県や地方をまたいで遠くまで運転することになります。旅行好きの方であれば、長距離の移動も旅をするような気持ちで臨めるかもしれません。また、行く先々の名産や料理を食べるチャンスがあるのも大きなポイントです。
地元が好き
特定のエリアを巡回する配送ドライバーは地域密着のお仕事です。地元が好きであれば、「配送先までのルートや周辺の情報がなんとなく頭に入っている」という方も多いはず。また、配送のついでに取る地元の方たちとのコミュニケーションもやりがいになります。
DXやAIなど最先端の技術に興味がある
トラックドライバーの仕事は、肉体労働・単純作業と思われがちですが、最近ではDXが進んでいて倉庫の作業はほぼ自動というケースも少なくありません。業界を上げて自動化やシステム化が進められているので、最先端の技術に興味がある方であればより仕事に打ち込めるでしょう。
音楽を聴くのが好き
トラックドライバーは車の中で1人という時間が非常に長いですが、好きな音楽を好きなだけ聞くことも可能です。そのため、音楽が好きだったり何かを聞きながら作業したりするのが好きな方はトラックドライバーに向いているかもしれません。ただし、音楽の音を大きくしすぎると周囲の異変などに気付きにくくなる点に注意しましょう。
バリバリ働いてバリバリ稼ぎたい
トラックドライバーは低収入という印象があるかもしれませんが、平均収入としては男性の場合は約470万円、女性の場合は約360万円と一般的なラインです。長距離ドライバーであったり大型トラックが運転できたりする場合はさらに収入が上がります。
さらに、固定給に加えて「歩合給」などを取り入れている会社では、働いた分がそれだけ稼ぎにつながることも。バリバリ働いてとにかく稼ぎたいという方はトラックドライバーを検討してみてはいかがでしょうか。
トラックドライバーの仕事に活かせる経験は？
トラックドライバーの仕事に活かせる経験にはどのようなものがあるのでしょうか。いくつか当てはまるものをご紹介します。
ドライビングスキル
乗用車とは大きさや運転の勝手は異なりますが、それでも基本的な部分に変わりはありません。そのため、普段から運転している方のドライビングスキルや危険を察知する能力は、トラックドライバーにおいても十分な強みになります。会社ごとにしっかりと新人研修を行ってくれるので、トラックドライバー未経験でも安心です。
接客業のコミュニケーション能力
トラックドライバーは1人で運転する時間の多い仕事ですが、荷物の受け渡しなどの際はお客さまとじかに接することになります。その際には、元気な挨拶や礼儀作法といった最低限のコミュニケーションは取れなければいけません。時には、クレームの対応をしなければいけない場合もあるため、接客業などのコミュニケーション能力も大きな強みとなります。
介護や現場仕事などの体力
長時間の運転はもちろん荷物の積み下ろしなど一部のトラックドライバーには体力が必要な業務もあります。現場仕事や介護など体を使った仕事をしていて体力がある方は、トラックドライバーとしても十分に活躍できます。
深夜バイトや夜間警備などの精神力
長距離ドライバーになると、夜遅くに運転をすることもあるでしょう。そのような場合も、深夜のバイトや夜間警備などで培った精神力が大きな強みになります！ 夜の時間帯も問題なく働けるという方は、長距離ドライバーを目指すのも一つの手かもしれません。
女性もトラックドライバーとして活躍できる？
トラックドライバーは「男性の仕事」という印象が強いかもしれませんが、女性でも働けるのか気になる方もいるはず。全日本トラック協会が発表している「日本のトラック輸送産業 現状と課題 2023」によると、女性トラックドライバーは3.5%と比率で見ればまだ少数派です。しかし、平成30年までは2万人台だったのに対して、令和に入ってからは3万人台へと増加しており、今後も増えていくと見られています。
また、トラック業界では働き方改革が進められており、2024年4月からは時間外労働の上限規制が厳しくなることやDXなどによって効率化が図られるなど、労働環境も改善傾向にあります。会社によっては女性専用のシャワー施設を設けるなど女性の雇用を考えた環境整備を行っているケースも。
最近ではトラック運転手のインフルエンサーやZ世代ギャルドライバーなど注目を集める方も増えており、さらなる広がりも期待できます。
このように女性でも働きやすいように業界が変わってきているので、気になる方はトラックドライバーへの就職を検討してみてはいかがでしょうか。
毎日が新たな挑戦！トラックドライバーの仕事は向上心がある人におすすめ
トラックドライバーの仕事は一般的なデスクワークとは大きく異なりますが、独自の楽しさや魅力があります。チャレンジの機会や働きがいも多いため、向上心がある方にはピッタリの仕事といえるでしょう。労働環境も整ってきており女性でも働きやすくなっているので、まずは一度トラックドライバーの求人情報をチェックしてみてはいかがでしょうか。
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