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いすゞエルフミオ登場!【2024年版】現行普通免許で乗れるトラック大集合!運転しやすい?安全性は?

現行普通免許では乗れるトラックの種類が限られますが、各メーカーの小型トラックであれば普通免許での運転が可能です。

ただし、トラックの運転は乗用車とは異なる点があるため、実際に運転する場合には注意事項を確認する必要があります。

本記事では、普通免許で乗れるトラックの法律上の決まりや車種、トラックを運転するうえで欠かせない安全性について解説します。

普通免許で乗れるトラックに興味のある人は、ぜひ参考にしてください。

目次

普通免許で乗れるトラックって?

平成29(2017)年3月12日以降に適用されている現在の運転免許制度においては、普通免許で運転できる車両の条件は以下のとおりになっています。

車両総重量3.5t未満
最大積載量2.0t未満

法律改正前に取得した運転免許については、「準中型(5.0t限定)」「中型(8.0t限定)」など、異なる区分がされているため注意しましょう。

運転できるトラックの具体的なモデルは次章で解説しますが、トラックメーカー各社は現行普通免許でも運転しやすいトラックの開発を進めており、今後も新たな小型トラックが発表されていくことでしょう。

普通免許しか持っていなくても、運送業のトラックドライバーとして活躍できる可能性が広がるかもしれません。

普通免許で乗れるトラックの最新モデル

2024年9月現在、現行普通免許で運転できるトラック(車両総重量が3.5トン未満)には、以下のモデルがあります。

  • いすゞのELFmio:ディーゼル
  • トヨタのダイナ カーゴ:ガソリン
  • 日野のデュトロ Z EV:EV

それぞれの特徴を見てみましょう。

ELFmio(いすゞ自動車)

ELFmioは、いすゞ自動車が発売した現行普通免許で運転できる唯一のELFシリーズです。小口配送トラックとして登場した背景があり、最大積載量を1t前後に抑えているのが特徴です。

ジャパンモビリティショー2023では、フルモデルチェンジしたELFとともにEV車がお披露目され、話題となりました。ラインナップは先に挙げたEVとディーゼルの2種類とされています。

先進ドライバー支援システム(ADAS)では、次のような機能が設定されています。

  • 全車速車間クルーズ(FACC)
  • ドライバー異常時対応システム(EDSS)
  • ドライバーステータスモニター(DSM)
  • 可変配光型ヘッドランプ
  • 衝突回避支援・被害軽減ブレーキ
  • 交差点警告
  • 自動作動機能付き電動パーキングブレーキ(EPB)

トラックの運転初心者であっても、安心して運転できるのがELFmioの特徴です。

今後、普通免許で運転できるトラックとして、中心的な存在になっていくことが期待されています。

ダイナ カーゴ(TOYOTA)

ダイナカーゴは、トヨタ自動車が製造している小型トラックです。1tクラスと2tクラスの2種類が存在していますが、現行普通免許で運転できるのは1tクラスのガソリン車のみです。

積み荷に合わせた車種のバリエーションが豊富で、3人乗りのシングルキャブと6人乗りのダブルキャブが設定されています。基本的には2WDの小さなトラックとなるため、トラックの運転に慣れていなくても取り回しがしやすいでしょう。

安全性能を高めるための機能も充実しており、次のような機能が搭載されています。

  • プリクラッシュセーフティ
  • レーンディパーチャーアラート
  • 前進誤発進抑制機能
  • 低速衝突被害軽減機能
  • クリアランスソナー など

デュトロ Z EV(日野自動車)

デュトロZ EVは、日野自動車が製造している小型トラックの名前です。従来のデュトロは現行普通免許では運転できませんでしたが、「人とくるまのテクノロジー展2023」では普通免許で運転できるデュトロZ EVが公開されました。

それまでの小型トラックのような背の高さはなく、荷室の扉が乗用車並みの乗り込みやすい位置に備わっています。また、全幅1,700mm以下という小ささで、乗用車と大きな差がありません。そのため、トラックの運転経験が少ない人や小柄な女性でも比較的運転しやすいでしょう。

安全機能についても、クリアランスソナーや誤発進抑制機能などを搭載しており、大きな車の運転経験がない人でも安心です。今後はこのように、普通車の感覚で運転できるトラックが徐々に増えていくかもしれません。

普通免許で乗れるトラックの安全性と注意すべきポイント

ここまで紹介してきたトラックは、いずれも現行普通免許で運転できる数少ないトラックです。今後、各メーカーの開発が進めば、さまざまな車種が登場する可能性があるでしょう。

同時に、トラックの運転難易度も下がることが期待されます。しかし大前提として、乗用車とトラックでは、運転にあたって必要な技術が異なります。

代表的なポイントが、死角の数です。乗用車にも死角はありますが、トラックはそのボディサイズや背の高さから、乗用車以上の死角に注意する必要があります。

ミラーや目視での確認はもちろん、近年標準装備になりつつあるモニターやセンサーも十分に活用したいところです。

また、坂道発進が難しいのもトラック運転における課題のひとつです。乗用車以上に重量があるため、場合によっては発進時に車体が後退してしまうリスクがあります。

これを防止するためのヒルスタートアシスト機能も活用しましょう。

安全運転のコツは内輪差と車間距離

トラックと乗用車には、いくつもの違いがありますが、最もわかりやすい違いとして「大きさ」があります。

トラックの運転を難しく感じさせる原因は、車高や車幅、車長が大きいことで、このことを理解していなければ、うまくトラックをコントロールすることができないでしょう。

代表的なものに内輪差があります。内輪差とは、車を右折もしくは左折する際に生じる内側の前輪と外側の前輪の軌道のズレのことです。トラックは車幅が長い分、内輪差が大きくなります。その結果、バイクや自転車の巻き込み事故につながるリスクもあります。

また、車間距離についても要注意です。座席が高い位置にあり、なおかつ重たい荷物を運んでいる状態では、急ブレーキをかけてもなかなか止まりません。結果的に追突事故につながる恐れもあるため、ちょっとした不注意も許さない安全運転を心がける必要があります。

裏を返せば、乗用車とは違うという危機意識を持つことで防げる事故は多くあります。トラックは特殊なものであることを理解して、ハンドルを握るようにしましょう。

普通免許でトラックドライバーデビュー!

現行普通免許で運転できるトラックは、まだまだ多いとは言えない状況です。

トラックメーカー各社は、現行普通免許でも乗れるトラックの開発を進めており、今後種類が増えていく可能性もあります。

より初心者にとっても安全性の高い1台が登場すれば、現在トラックドライバーに対して持たれている印象が大きく変わるかもしれません。

一方で、普通免許で運転できるとは言え、乗用車とは異なる運転技術が求められるのも事実です。乗用車とトラックは別物として考え、運転する際にはいつも以上に安全運転を心がける必要があるでしょう。

特に小型ドライバーの需要は増加傾向であり、安定した収入につながる可能性もあります。

事故を起こさないように十分な技術を身に付けながら、社会に求められている仕事に従事してみるのはいかがでしょうか。

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